お知らせ

2017年食中毒事故発生に関する概要と対策につきまして

お客様各位

龍リゾート&スパにおいて、2017年8月21日~24日に4泊5日でご宿泊された夏期学生団体の数名の生徒様から、カンピロバクター菌における食中毒事故が発生いたしました。
その節は発症された生徒様、及び同行の生徒様、保護者様や学校関係者様には多大なる苦痛とご心配をおかけし、また普段より当ホテルをご利用いただいているお客様にもご心配をおかけしました事、忠心よりお詫び申し上げます。

1. 食中毒事故の内容について

2017年8月21日~24日に4泊5日でご宿泊された、夏期学生団体376名の中の複数の生徒様より下痢、腹痛などの症状が発生致しました。
該当のお客様がチェックアウトされた8月24日から10日間を含む計14日間のうち、当ホテルの一部の厨房で調理をした料理を食された生徒様9人にカンピロバクター菌による症状が見られ、管轄の飛騨保健所より食中毒であると断定されました。

2. 行政処分の内容について

上記の結果を受け、当社は食中毒の原因となった食事を調理した厨房を、2017年8月29日から9月2日までの5日間、飛騨保健所により、営業停止を命じられました。
なお、当社の厨房設備につきましては、飛騨保健所の検査も終えて2017年9月3日午後2時に営業停止措置が解除されました。

3. 再発防止策について

当社といたしましては、この事態を深く反省し、所轄保健所の指導のもと、事故発生後ただちに再発防止に向けて社員一丸となって対策を講じてまいりました。
施設及びその周囲を常に良好な状態に保ち、すでに仕入れた食材を廃棄し、施設、設備、調理器具等の清掃、洗浄、消毒を行い、従事者の衛生教育を徹底し、このような事態が再び発生することの無いよう、引き続き信頼回復に努めて参る所存です。

    • 厨房の全面建て替え
      厨房の全面建て替えと、厨房設備メーカーの推奨による最新設備への全ての入れ替えを実施いたしました。
      これにより、厨房に入るまでに3つの独立した部屋それぞれにおいて、「下足の履き替え」「厨房作業着の装着」「徹底した手の洗浄消毒と他部分の除菌」を行った上ではじめて、厨房に入ることができるように設計いたしました。
    • トレーサビリティ管理のもとの食品仕入れ
      野菜、お造り、飛騨牛、蕎麦、岩魚をはじめとする鮮魚など、もともとその日のうちに仕入れた新鮮なものを使用しておりましたが、現在はトレーサビリティの食品番号の徹底管理のもと仕入れております。
    • HACCP法に沿った実施管理運営
      先進国にて国際基準とされている(日本でも義務化に向け動き出している)【HACCP法(ハサップ法)】を基準とした厨房に改装したことにより、食品の瞬時な衛生殺菌を可能にしました。

改めて衛生管理体制の強化に努めるとともに、食の安全・安心の確保に万全を期していく所存でございます。
引き続きご愛顧、ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

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